八碁連だより387号(1月号)
新年の御挨拶
八碁連会長 池田正三
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、多摩地区市町対抗囲碁団体戦が8月に八王子市で開催され、その準備作業、大会運営の大部分を八碁連が担うこととなり、各同好会の協力により無事終えることができました。
11月には、本部主催大会が3つも重なり、囲碁用具の運搬等の準備、大会運営と慌ただしい日が続きました。
1月以降、3大会の開催を予定しており、その後、来年度の事業計画作成、総会と本部では忙しい日々が続きます。
さて、八碁連も会員が年々減少する中、各同好会も昔のようなマンパワーもなく、高齢化により組織力も低下しているのが実態ではないでしょうか。
その割に各種大会も減らず、むしろ増加したりしている状況であり、各大会の見直しや理事業務の見直しも必要な時期に来ているのかと思います。
もちろん新規会員の獲得のための努力も当然必要なことは言うまでもありません。本部でも会員募集のチラシ掲示や八王子市広報での会員募集も実施しましたが、大きな効果は見えない状況です。
同好会によっては、八碁連会員でない方もいると聞いています。この方々は、八碁連へ加入しなくても同好会に所属し、碁が打てる。八碁連会費も不要で、八碁連の一部大会は参加できます。
そういう方にとっては、八碁連会員になるメリットがないと受け止められているのではないか。
現行制度で会員のメリットを思いつくまま挙げてみると、
①活きいき大会など八碁連関係の大会に参加できる。(一般の方も参加できる大会もある。)
②八碁連の中で昇級、昇段ができる。
③研修部に所属することで、高段者の指導により、棋力の向上を図ることができる。
④八碁連大会(年2回)でプロの指導碁を低価格で受けることができる。
⑤「八碁連だより」の配布を受けることができる。
⑥傘寿(80歳)の表彰(記念品贈呈)を受けることができる。
など挙げられます。
一般の方に、八碁連会員になるメリットをもっとアピールするとか、魅力ある優遇策を打ち出すとか対応する必要があるのではないかと感じています。
また、各囲碁同好会においても会員でない初心者向けの囲碁教室などを開催し、19路盤が打てるようになったら会員として入会していただくような取り組みも効果的ではないかと考えます。
八碁連も課題が多い状況ですが、囲碁文化の継承、囲碁の普及、啓蒙に貢献できるよう残りの任期を微力ながら尽力致します。
本年も会員の皆様には健康で楽しい囲碁人生を過ごしていただくことを祈念するとともに、八碁連の活動に引き続きご支援、ご協力を受け賜わりますようお願いして新年の挨拶と致します。