八碁連だより378号(4月号)
巻頭言
八碁連会長 池田 正三
3月12日の八碁連総会で令和5年度の会長に就任しました大和田同好会の池田です。
昨年度、1年間副会長兼総務を担当し、各同好会長はじめ会員の皆様とお付き合いさせていただきましたが、今回、会長という重責を担うこととなり、プレッシャーもありますが、理事の皆さんとともに八碁連の発展に尽力して参ります。
今年度は、多摩地区28市町対抗囲碁団体戦が初めて八王子市で8月に予定され、八碁連も大会運営等に協力し、成功させることが重要です。2百人を超える大きな大会となり、準備や運営など実行員会事務局と連携を取り進めていきます。
また、これまでの棋聖大賞大会の代わりに同好会対抗団体囲碁大会が新たに創設されたことから、各同好会が全て参加でき、楽しめるような大会となるよう実施要領等作成して第1回大会を成功させるよう取り組みます。
昨年度の子ども囲碁大会や女性囲碁大会はコロナ禍もあり、参加者が思ったより少ない状況でした。今年度は、昨年度より参加者を増やす方法も検討し、子供及び女性の愛好家を増やすよう努めます。
現在、東浅川保健福祉センターは改修工事のため、4階集会室は8月からしか使用できず、囲碁用具を保管している3階は、1月からしか使用できない状況です。
8月以降12月までの本部の大会は、囲碁用具をその都度運搬しなければならず、そのための人員確保もしなければなりません。
今年度は、以上のような状況で大会開催での課題が多い年になりますが、会員の皆様の協力でなんとか乗り越えたいと考えていますのでよろしくお願いします。
ここ数年、会員数は減少傾向で、令和4年4月1日現在、285名、5年前から約90名減少してます。高齢化による減少に加え、新規加入者が少ない。各同好会でも新規会員獲得のため様々取り組まれていますがなかなか増えないのが現実かと思います。
その影響で同好会によっては、会員が少なく、活きいき大会の開催が負担になっているとか、理事のなり手がいないなどの声も聞かれます。
同好会の負担軽減や理事業務の軽減は大きな課題であり、理事会において大会の見直しなども視野に入れて検討し、来年度の事業計画に反映させていきたいと考えておりますのでご理解をお願いします。
囲碁は日本の優れた伝統文化であり、多くの方に囲碁の楽しさ、素晴らしさを伝えていくことも八碁連の役割かと思います。そのために、現在行われている小学校での囲碁教室、初心者教室、市民対象の囲碁大会は効果的ですが、地域の行事などの際に囲碁をアピールするのも効果的ではないかと考えてます。現在そうした取り組みをされている同好会もありますが、このような取り組みを継続的に行い、地域の一員となり、その結果、囲碁ファンが増えていくことを期待したいです。