八碁連だより400号(2月号)

碁石を並べるだけでござる
長房囲碁同好会   池口 隆久

 昭和時代の棋士の棋譜を並べているが、覚えようとしていると、途中で嫌になり、すぐやめてしまいす。 近頃は、もう諦めてしまい覚えようとはしない。
ただ並べて居るだけでいい。 ひたすら、木谷・坂田・秀行・治勲などの棋譜を並べている。そのうち指が覚えてくれないかな。
 NHKのテレビ番組で「認知機能の維持と改善に資する4つの分野」について学んだ。「運動」「脳を鍛えるゲーム」「食生活の改善」とそれに「生活管理」。
運動は、ジムやプールに行ってする運動を連想する方がおられようが、お金が掛かる。お金が掛からないウオーキングだ。一日60分位で良い。
脳を鍛えるゲームは囲碁が理想的。 
食生活の改善は、魚・肉・卵・牛乳・大豆製品・野菜・海藻・イモ類・果物・油脂のうちから7品目以上を毎日とるとよい。 
最後の生活管理は毎日の日誌に血圧・歩数などを記録しておくのが良い。 私は、日誌に数字を記入するのが好きだから毎日の気温・体重・歩いた時間なども書き加えておく。 体重を毎日記録していると、1キロ増えても気になる。体重計に乗るだけでダイエットになっているのかも。 記録していると、食べる量もいつの間にか自己管理出来ているようだ。
 囲碁の高段者の中にも、認知症になって亡くなられた方もいると聞く。囲碁は脳のトレーニングに良いのは勿論だが、囲碁をやっているだけでは駄目で、身体も動かさなくては駄目である。畑仕事・散歩などの運動を、日常的に継続して出来ている人は、健康維持・認知症の予防を実践出来ている。
出来れば、健康のままで長生きして、囲碁を打っていたいものです。