八碁連だより399号(1月号)
新年のご挨拶
八碁連会長 澤田 信夫
新年明けましておめでとうございます。
一昨年は副会長として、会長職を勉強するはずが、殆んど会長にお任せして過ごしてきました。昨年会長に就任してみますと、その勉強不足が響き暗中模索の中のスタートでした。良くわからない作業内容は、池田前会長に相談し指導を受けながらの日々でしたが、理事の皆様のご協力を得ながら何とか乗り越えてまいりました。
昨年度、理事の負担を減らそうといくつかの大会を休止したことにも助けられました。一方で会員皆様の楽しみを減らして申し訳ないと思ってもいます。
さて、私事は兎も角、囲碁の現状を見ますと、昔は日本が圧倒的に強かったのに、中国・韓国が台頭し、の後塵を拝するようになって以来、囲碁人口が減少してきたと最近の新聞で知りました。昨年ようやく一力遼棋聖が世界大会の応氏杯で優勝し世界一の座を奪還しました。
これを機に囲碁人口の減少に歯止めがかかるのではないかと日本棋院では期待されています。
八碁連の話に戻しますと、ご多分にもれず会員の減少が続き、高齢化が進んでいます。会員を増やすべく、八王子の広報や地域の新聞の折り込み広告に会員募集の記事を載せました。また、一部の同好会ですが、地域のお祭りに囲碁コーナーを設けて囲碁の楽しさを知ってもらう活動をしていますが、中々効果が現れません。昨年、池田前会長が、八碁連の魅力をもっと市民に向けアピールするべきと言われていました。
曰く
①活きいき大会・八碁連大会・タイトル大会等、各種の大会に参加できる。
②研修部に所属して、高段者の指導を受ける事で棋力の向上を図ることが出来る。
③年に2回、プロの指導碁を低価格で受ける事が出来る、等々です。
更に私は、地域の皆様が毎週、囲碁を楽しみながら、交流できる事が最大の魅力ではないかと思います。皆様が囲碁を楽しんでいる状況をうまく発信していけば会員の増加につながるものと思います。
そこで、ホームページを刷新して、八碁連の魅力を発信しようと、昨年来検討してまいりました。ホームページの新規開設にはお金が掛かりますが、会員増の為、あるいは会員相互の情報交換のための経費として認めて頂きますようお願いします。
また、昨年のイベントでは、子供大会・4回の活きいき大会・研修部の大会・八碁連大会・それに何といっても八王子市民文化祭囲碁大会と有りましたが、関係者のご協力により恙なく遂行出来ました。厚く御礼申し上げます。
いずれにしましても、八碁連には課題が多い状況ですが、囲碁文化の継承、囲碁の普及に貢献出来るよう、残りの任期を微力ながら尽力致します。
本年も会員の皆様には健康で楽しい囲碁生活を過ごしていただくことを祈念するとともに、八碁連の活動に引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願いして新年の挨拶といたします。