八碁連だより398号(12月号)
散歩 ー 適度の運動
南大沢囲碁同好会会長 武中 章三
老齢となり血圧測定を記録するようになったのは、平成13年 (2001) の4月からである。毎朝起床時に血圧を測り、上と下の各最高値と最低値をパソコンに入力している。旅行に出た時や寝坊したときは測定不能であるが、毎日の数値1ヶ月分を折れ線グラフにして医者に見せている。
平成29年 (2017) 4月下旬に重度のめまいに襲われ、救急車で脳神経外科病院に搬送となった。三日ほどの検査で脳の毛細血管に異常はなく、高血圧による内示性めまいと診断された。退院時に医者から降圧剤を服用するよう指示された。降圧剤入手のために指定日(70日毎)に来院するように言われ、以来、通い続けている。降圧剤は2種類から1種類に減じられたのは、本年に入ってからである。
1ヶ月間で数回 上130mmHg を越えるが、月平均では 上120mmHg で安定し、高血圧が原因で病気になる可能性は減ったかもしれない。
もう一つの医者の指示は、適度の運動であった。適度の運動のために、数名の同好者(全員老齢者)と供にラジオ体操をしている。場所は、大昔に狸の住処であったと言われ、今は長池自然公園と呼ばれる雑木林の公園管理事務所(長池自然館)の玄関前の小広場である。ラジオ体操が始まる6時半前に、30分ほど長池自然公園の雑木林の林道をハイキングのように歩くことで、小生にとっては、医者の指摘通りの適度の運動となっている。長池自然公園は、近所の方々の散歩や家族の憩いの場所でもある。
公園の面積は20万平方メートルと市の案内にある通りかなりの広さである。公園には三つの池があり、その一つである姿池の上に架かっている橋は、昔四谷に架けられていた四谷見附橋を、この地区に移築したもので、長池見附橋と呼ばれている。時々テレビドラマに見られる。あのNHKの朝の番組「虎に翼」でも撮影された。長池自然公園には、炭焼き小屋や稲刈り用の田圃もあり、平日には、小学生達が先生に引率されて見学しているのを見かける。休日には遠方からの見学者も来られるほどである。
散歩と図書館通いが日課であるが、趣味の囲碁の対戦成績は芳しくなく、気休めに囲碁の本を購入したが、積読になるかも知れない。