令和6年度の支部活動報告
令和6年度の支部活動報告 常任幹事 南 正一郎
去る3月28日に関東甲信越静の支部代表者懇談会が市ヶ谷本院で開かれました。日本棋院の創立100周年の年となり、武宮陽光理事長よりお礼の挨拶のあと、普及部担当の関達也常務理事、林大造部長より活動報告や事業報告がありました。
囲碁界は9月に一力遼九段が応氏杯世界選手権で優勝し、主要な国際棋戦で19年ぶりに日本にタイトルをもたらしました。12月には上野愛咲美六段が呉清源杯世界女子囲碁オープン戦で優勝するなど、国際棋戦で日本の存在をアピールしました。
一方、囲碁界を取り巻く環境は依然として厳しく、9月末の会員数は一般会員、支部会員合わせて15,000名を割り、支部数も減少傾向は止まらない状況です。囲碁普及活動を最重点課題とし、会員制度の見直しも含め取り組むとの表明がありました。
日本棋院の実施事項の一つに創立100周年記念として、支部ポイントランク30位までが支部報奨派遣の対象となり(通常は10位まで)、八碁連支部は全国440支部のなかの27位で、その恩恵にあずかることになりました。一方、次年度には会費の一部改定等が予定されています。
八碁連支部について、3月末の時点で支部会員は38名で前年同期比1名減です。事業報告としては、第8回級位認定囲碁大会を9月15日に33名の参加を得て行い、12名の方が昇格されました。今大会より諸般の事情により、八碁連内部の大会に衣替えしました。
10月6日と20日には、八碁連囲碁大会と同時開催で、第19回及び第20回指導碁会を実施、日本棋院の熊丰七段、𠮷原由香里六段を講師として招き、吉原由香里六段からは感想文を頂戴するなど、盛況裡に終わりました。7月には日本棋院普及部の関達也常務理事と林大造部長の訪問があり、研修部や初心者教室の見学を含め、八碁連全般の活動状況を説明しました。また、初心者教室のお役に立てばと思い、囲碁の入門書10冊を進呈しました。
令和6年度の総会議案については、澤田八碁連会長(兼支部長)により、3月31日付けの書類決済とし、承認されました。
最後になりますが、今年度を以て、南正一郎(支部常任幹事)、浅川武二三(幹事・会計)が退任し、三島敏明(支部常任幹事)、棚原英治(幹事・会計)が就任致します。